エクストリーム将棋の企画から販売まで

企画

いくつか新しいボードゲームを考えていて、10案くらいボツにしたあと、
将棋をベースにしたボドゲはどうかと言う話になりました。
友人と1列将棋、2列将棋など、手当たり次第に紙とペンで即席の将棋盤を作って遊んでみた。

すると、2時間くらいして将棋ボードをドッキングさせる案が出てきた。
そこからは早い、陣の形や駒の密度を考えて試作品をつくろうという話に。

説明書の作成とゲーム名

そのあと説明書を作ってみました。
当時のものはこんな感じ。
細かいことは気にせず、一気に書き出しました。

ゲーム名は他にも、「俺の将棋盤」などありましたが、ダサいとのことでエクストリーム将棋に決まりました。

出版社へ打診

友人の人脈で出版社へ製品化を打診してもらいました。

が、残念ながら見送りとなります。

自費出版検討

作品を世に出すには幾分お金の問題があります。
ここで、仕事になるか考えました。(法人格で動ける内容か!?)
熟考の末、作成コストが抑えられずビジネス路線はここで断念します。

個人で作れば、なんとか出せる!(自分の時間を使って費用をカバー)と考えてました。
この背景にはスペシャルサンクスにも書かせていただいたGooday fabさんの存在があります。(話が長くなるのでここでのご紹介は割愛)

まずは300個ほど作ってみることにしました。
ここで300個としたのは、それくらいの数だと売り方や作り方をしっかり考える必要がでて、自分ががんばりそうだったから。
短めの目標は決めたら結果が出るまでちゃんとやる!!途中でブレーキ踏まない!

試作品

MDFをレーザーカッターで切断、駒は100円ショップの物を利用。
実物はこんな感じ。

テストプレイ

身近な人にテストプレイに協力してもらいました。
反応は、まあまあ。平均すると70点くらいをもらった印象でした。

どんな人に楽しんでもらえたか

実際の反応をみて、どんな人に楽しんでもらたのか確認しました。
この段階での答えは

  1. 駒の動かし方は知ってる
  2. しばらく将棋をやってない
  3. ボードゲームはする

この3つの項目に一致すればするほど、面白い!!!と言っていただけました。
製品化後、日頃将棋をさす方にも楽しんでいただけることがわかったのですが、この段階では見切れませんでした。(嬉しい誤算)

ルール調整

次のことを軸にして調整しました。
実際に遊んでみて、面白いことはもちろん大事ですが、
遊ぶ前からどうやったら面白そうに見えるかを大切にしました。

最終的に大切にしたのはこの3つ

  • 想像するとわくわくできる駒の組み合わせや陣の形
  • 棋力に差があっても勝負になる 目指したのは心理戦30% 運30% 棋力40%って感じです。
  • 将棋本来の楽しさを損なわない

どんな素材で作るか?を考える。

最初の木工案

MDFではダサいから、木材で作ろう。木材はアガチスあたりを使えば、、、と考えました。
カットはレーザーカットで、線や文字はレーザー彫刻で作ろうと思っていました。
断面のコゲはサンドブラスターで処理しようと思いました。(勢い余って買ってしまいました。。)

結果、木材のそり問題に悩まされ断念。ドッキングのジョイント部分は曲がるとはまらなくなったりします。

次はおしゃれMDF

色付きのMDF素材ならおしゃれだし、曲がらないし最高!と考えてました。
こんなの↓

引用:eco moku
http://www.sakuma-mokuzai.com/eco_board_mdfcolour.html

これまた厚みが5mmくらいのものが流通してなく断念!

彫刻用ネームプレート案

アクリルに塗装してあるやつが売ってあると、、、両面塗装の3層のものも流通してていける!と思いました。

引用:はざいや
https://www.hazaiya.co.jp/category/akuriru_naigai.html

が、なんか見た目が気に入るものがなく、、、保留に。

次の次の次はアクリワーロン案

アクリワーロンはアクリルの表面に木目をプリントしたものです。
見つけた時これまたいける!と思いました。

引用:アクリワーロン

しかしコストが見合わず断念。。

最終的な制作フロー

以前まとめてるので下記記事をご参照ください。
https://nakagawa-hands.com/design/press_syogi/

その他の制作物

ついたて

別記事書いてるのでご参照ください。

箱や説明書

イラレでデザインだけ作ってあとは委託しました。

ツイッターでルールを紹介

何か宣伝をと思い、色々考えました。
最初はいいちこの広告みたいな、ノスタルジーの世界にポツンとエクストリーム将棋を置いて鋭いキャッチ入れたらどうかと考えてました。
(将棋のような古くからあるものを愛する心が伝わればいいなと思って)

次に、友人たちが楽しくプレイしている動画もいいなと思いました。

悩んだ結果、エクストリーム将棋の魅力をストレートに伝えるため、インスト動画を作成。
お手軽に見えるように、クッキング動画風にしてみました。

実際にゲムマ2018秋での販売

ゲムマに行ったこともなかったのですが、初出店。
ゲムマのページはこちら

興味を持っていただいた方には、紙芝居形式のインストを30秒くらいでやりました。
すると「まさにエクストリーム!」「天才か!」「Hahaha—(笑い)」など最高の反応をたくさんいただけました。

価格設定は3,000円と、安くはないのですが、74個旅立ちました。
楽しかったなー!

同時にアマゾンでも販売開始

こちらもゲムマ直後から売れだしました。
少しして将棋部門のランキングをみて見ると6位に!

まとめ的な

ひとつのケーススタディとして、参考にしてください。

ボドゲつくるのは、ボドゲ遊ぶのと同じくらい楽しかった。
この記事が漠然とつくってみたいな〜と思ってる方の参考になれば嬉しいです。

企画から販売まで、今回は5ヶ月くらい。
たくさんのエネルギーを使ったので、しばらくは遊ぶ側にまわりたい。。